PR

「やっぱりやり直そう。」転勤をきっかけに結婚した夫婦の話

転勤族のつぶやき

「転勤になったからついてきて欲しい。結婚しよう。」

こう求められたら、女性として素直に嬉しいものですよね。これは理想でして、実際は

「転勤になったから。」(遠距離になるね)

「転勤になったからついてきて欲しい。」(仕事辞めてついてきて。とりあえず同棲でもする?結婚する予定は未定だけど)

という男性が多いんですよね。今時の男性って結婚へのハードルが高いというか、優柔不断というか。それでモメて別れちゃったり。遠距離で浮気したり。もう転勤なんて、交際中の若い二人には運命の分かれ道でしかありません。

そんな忌み嫌われる転勤をきっかけにして結婚した夫婦の話です。

スポンサーリンク

転勤が好機に

A子さんの彼は、同じ会社のBさんでした。二人は同期でした。

交際歴はもう5年になろうかという二人の社内恋愛は、比較的オープンにされており、結婚も視野に入れているのだろうと周囲は思っていたそうです。A子さんは、会社の社長に「結婚はまだなんか?」とからかわれたりしていました。

もうすぐ30代という年齢のA子さんは、Bさんからのプロポーズを今か今かと待っていました。しかし、アクションは一向にありません。

A子さんは、こっそり社長に「彼がなかなかプロポーズしてくれないんですよね。」と冗談半分に愚痴りました。

何か思うところのあった社長は「俺に考えがある。」といいました。

後日、Bさんから呼び出されたA子さんは、ついにプロポーズかとドキドキしながら彼を待ったそうです。そこで告げられたのは

Bさん「急なんだけど、地方に転勤になった。」

A子さんはかなり衝撃を受けたそうです。てっきり社長が葉っぱかけてくれてプロポーズと思ったのに!とがっかり。

結局、彼の口から結婚の文字は出ず、だらだらと遠距離恋愛になる雰囲気に。

「世間一般では結婚適齢期で、何年も付き合った私をまだ待たせる気!?」と内心怒ったA子さんは、そのまま二人の関係を冷却状態に持ち込んだのでした。

もちろん、その間もお互いに連絡は取っていたそうです。ただ、A子さんからBさんへ会いに行ったりはしなかったそう。

二人はこのまま疎遠になって別れるかと思いきや、その責任を感じたのか、社長がまさかの行動に!!

社長がBさんのいる地方へ視察に行った時のことです。

社長「新しい彼女もできんやろ?辛いんやったらA子が待ってる地元に帰るか?結婚するんやったら戻れるぞ。まぁA子はモテるらしいから新しい彼氏が出来てなかったらやけどなぁ!!」

と悪魔の囁き…。

Bさんの新しい勤務地は保守的な地域で、Bさんはなかなか馴染めず精神的にもかなり辛い状態だったそう。長年支えてくれた彼女もおらず、孤軍奮闘していたのです。

そしてBさんは、3か月もしない内にA子さんに連絡を取り、プロポーズしてきたそうです。二人は社長の策略通り?結婚することになり、BさんはA子さんのいる地元に移動になって戻ってきました。その間約半年の出来事でした。

社長の思惑通り?

まさかの社長がキューピットです。

社長がどこまで計算してBさんを転勤にしたのかはわかりませんし、キャリア上では必要な地方への転勤であったようです。

もし二人が完全に別れてしまったら、A子さんにはBさんより絶対にいい男を紹介してくれるつもりだったというのは、社長の飲み会での鉄板ネタになっています。

男性側からしたら、Bさんの立場って…!?と疑問に思うかもしれません。転勤に振り回されて迷惑な話ともいえますが、なかなか煮え切らない男を焚きつけるのって、意外と上司や同僚、友人といった身近な同性だったりするらしいです。

この作戦はおそらく、彼女が追いすがったり、結婚を無理に迫っていたら上手くいかなかったでしょうね。

離れてみて、初めてお互いの大切さを知ったなんて昔の歌の歌詞みたいですが、こんな例もあるということで。

コメント