「なんで転勤なんて制度があるの・・・。」転勤族の本音

転勤族のつぶやき

転勤という制度は日本独自のもので、終身雇用制度と深く関係しており、高度経済成長期に確立されたといわれています。その制度が働き方改革の影響を受けて、近年やっと本当に必要なのか見直されつつあります。

というのも、最近の若手社員は転勤にメリットを感じず辞めてしまう人も少なくないので、企業としても転勤制度を廃止したり、移動を制限した転勤制度にしていかないと良い人材が残らないんだとか。

転勤を断ったら左遷かクビ。受け入れたら、かろうじて昇進してもプライベートは地獄という話も少なくないですよね。

転勤は会社の一方的な都合で、本人だけでなく家族の人生も大きく変わってしまいます。家族が付いて行くとなると、仕事も学校も病院もすべてが一からになってしまいます。引っ越しの準備や手続き、荷ほどきなど負担は計り知れません。辛くない人はいないのではないでしょうか。

転勤という制度を導入している会社側の言い分としては、人材育成・循環とか不正防止といった大義名分があるそうです。

一部納得できる部分もないことはないですが、会社に忠義を尽くすとか終身雇用が過去のものになっているこの時代に、何とも時代遅れな制度であることは確かです。もともと、実家で同居や専業主婦のいる家庭が主流だった時代に出来た制度なので、核家族化と共働き家庭が主流になってきている現在人のライフスタイルと合うわけがないんですよね。

また一方で、就職活動においての転勤の有無は特に重要になってきています。私が就職活動をしていた十年以上前も、給料より転勤の有無で会社を選ぶ友人は少なからずいたし、どこも受からなかった人が、滑り止め的に仕方なく転勤のある会社を受けていたりもしていました。案の定すぐに辞めちゃいましたけど。

ゆとり教育でのびのび受け身教育され、嫌なことには立ち向かわない今の若者世代には特に受け入れがたい制度なのかもしれません。そうなると近い将来、優秀な人材はよほどの魅力がない限り転勤のある会社を選ばなくなるわけだから、優秀な人材の欲しい会社側は、この制度を改善せざるを得なくなります。

転勤があるから高給取りなんて時代ははるか昔の話で、海外転勤になったから出世コースに乗ったとも言い難い世の中です。転勤先があるような大企業とか公務員という安定感はあるかもしれませんが、家族にはメリットが少なすぎるこの制度が一刻も早くなくなって、今後は転勤で辛い思いをする人が減っていくことを願うばかりです。

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