ある日、6歳の子供の指を見ると爪に黒い線が出ていることに気が付きました。うちでは、毎週日曜日に私が子供たちの爪を切るという習慣にしているので、確か先週はなかったはず…。
私「えっ!?どこかにぶつけたり、挟んだりしたの?」
子「ん~。わかんない。してないと思う。」
と記憶も定かではない様子。痛い思いはしてないことにホッとしつつ、原因を探ってみました。
内出血?
黒い線の長さや幅にもよりますが、指先をどこかにぶつけたり、挟んでしまって、爪に内出血が残ることはあります。
その場合は、短めの線や点という一時的なもので終わる場合が多いです。月日と共になくなります。
食生活の乱れ?
爪は健康状態の表われであることは、よく耳にします。
生活の乱れで爪が二枚爪になったり、貧血になれば反り返ったり、大病を患えば白い横線が入ったりと様々な身体の不調を訴えてきます。
その中の一つとして、黒い線が現れたのではないかと。
確かにうちの子は偏食も激しく、野菜や魚を嫌がるお年頃なので、栄養の偏りという点では心当たりがあります。
不眠やストレス?
これは私の個人的な意見なのですが、小学生の頃の仲が良かった友達の爪にも黒い線があったことを思い出しました。もうすこし薄く太かった気がしますが。
その友達は、家庭内でのトラブルを抱えており、不安や心配であまり眠れない夜もあったと聞いています。その状態が何か月も続いていて、気が付けば爪に黒い線があったと話してくれたことがありました。
もしかしたら、うちの子も私の気が付かないところで悩みやストレスを抱えているのでしょうか…。確かに夜は10時くらいまで起きていることも少なくないので、睡眠時間が十分だとは言い難いかもしれないです。
アジソン病?
初めて聞いた病気なのですが、アジソン病という副腎皮質ホルモンの欠落・病変によるものの影響で爪に黒い線が表われることもあるそうです。
この病気ではその他にも倦怠感、体重減少、低血圧、食欲不振など様々な症状が表われるらしいので、この病気の可能性は低いような気がします。
皮膚ガン?
一番怖いのが、この皮膚ガン(メラノーマ)です。
皮膚の色に関係するメラニン細胞がガン化したものなのですが、初期に素人判断は難しく、黒い線が幅が3ミリ以上あり徐々に太くなったり、濃くなったり変化することで気づく場合が多いということです。
放置しておくと、手遅れになって転移し切断という可能性もあるとのことです。
病院での診察
この黒い線が表われて約4か月後、黒い線は特に幅も色も変化もなく、ついに伸びて切った爪にも黒い線が入るようになりました。
ちょうど皮膚科へ行く用事があったので、ついでに診てもらいました。
これはほくろですね。爪母(爪が作られるところ)にほくろができたようです。ガンではないので大丈夫です。
いつかなくなるのでしょうか?
どうでしょうか。年齢と共になくなる人もいますが、何十年もずっとある人もいます。
そ、そうですか。(えー!ずっとあるの!?ちょっとショック。本人も少なからず気にしてるのに…)
というやり取りをしまして、これは爪黒色線条というそうです。
日本人だと100人に1人くらいの割合で出来るらしいです。意外と多いんですね。長い付き合いになりそうです。とりあえず、ガンじゃなくて何よりです。
ちなみにどうしても気になる人は、大きさによっては手術で取り除くこともできるそうです。それも爪を切除するので、痛そうな手術ですが。
爪にできた黒い線でお悩みの方は、自己判断せずに一度皮膚科で診てもらうと安心ですよ。
後日談にはなりますが、その後黒い部分が突然途切れまして、最初に現れてから約2年で消えました。
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