9月下旬に楊貴妃メダカが卵を産みだして一か月半。どんどん卵が孵化していきます。室内水槽にも限界があるので、10月に産まれた子たちのために屋外水槽を立ち上げました。
その屋外水槽で稚魚が大量死してしまったので、その反省をまとめました。
メダカは屋外の方がおすすめ!?
どこかのサイトにメダカは日光を浴びた方が元気に育つから、水槽を屋外にした方がいい!という情報を得て、屋外水槽を設置しました。
購入したのはスドーのメダカ発泡鉢です。水は17ℓくらい入ります。オーバーフローできる穴が空いているので、雨対策はバッチリです。発泡スチロール製なので、軽い上に水温変化にも強いという優れものです。
そこに砂利を敷いて、約100匹の針子を投入しました。金魚草も投入しました。
もちろん定員オーバーなのは明白ですが、100匹全部大人になられても買い切れる自信もスペースもないので、弱肉強食の世界で生き残ったものだけ育てていこうかな。
半分くらいは残るだろうし、それでも多かったら子供の小学校に寄付してもいいし♪
なんてのんきに考えていました。
徐々に減っていく針子たち
最初はうじゃうじゃ気持ち悪いくらいいた針子ですが、1か月後には
あれ?ちょっと少なくなったかな?いやでも、ご遺体もないし…
針子の段階では透明だったのですが、1cm弱くらいになると楊貴妃メダカのオレンジ色が出てきました。サイズごとに水槽を分けようかなと考えつつも、これ以上水槽は増やせないし…。
どうしようかと悩んでいる間に、どんどん数が減っていきました。共食い恐るべし。
毎日エサを3~4回はあげていたし、水替えも週1でしていましたが、難しいものですね。
冬眠中のメダカ
そうこうしているうちに2か月が経ちました。水槽の中には、まだ針子の子もいれば、色のついた赤ちゃんメダカもいます。金魚草は寒さで枯れました。
11月下旬になると赤ちゃんメダカたちは、水槽の下の方で動かなくなりました。以前は私が水槽を覗くと、エサをもらいに水面まで集まってきていたのに、エサをあげても食べなくなりました。
冬になると水温が下がって動きが鈍くなるそうです。そうなると冬眠の準備なのでエサを少なく、もしくはあげないで水替えもしないでいいそうです。
寒さもあり、徐々に屋外水槽は放置気味になっていきました。最低限水位だけは確認していましたが。
今住んでいるところは、関東近郊なのでメダカは屋外で冬越しできると聞いていました。一応水槽の周りをシートで囲い(風除けのため)、通気性の良いフタ(表面が凍るのを防ぐため)も用意して、冬眠期間に入りました。
春になって…
3月になり、恐る恐る水槽の中をチェックすると30匹くらい生きていました。かなり減りましたが、何とか生き残っていてくれて嬉しいです。サイズはまちまちです。1cm弱の子もいれば針子もいました。
そこからまた、エサをあげてみましたが見向きもされません。むしろ逃げられる。
完全に野生化してる!
暖かい日に水替えもしてみました。
しかし、そこからも数は減り続けていきました。止まりません。もう何が悪いのかわかりません。
水槽を覗くたびに数が減っていきました。共食いしてるのでしょう。
残りが10匹くらいになってしまった段階で、ついに室内水槽へ移動しました。
このまま全滅覚悟で屋外水槽を継続するか、小さな体に多大なストレスを与えることを覚悟して、屋内の水槽へ移動させるかの究極の選択!!
結局、やらなくて後悔するより、最善を尽くして後悔する方がいいだろうという結論に至りました。
移動は、赤ちゃんメダカたちを水槽ごと室内へ入れるのではなく、生体だけを室内へ水槽させました。やはり少なからずストレスになったのか、それから1か月の間に残り3匹になってしまいました。
反省と注意点
室内水槽で冬越しした子たちは、屋外水槽にいた子たちより一回り大きく成長しており、10匹程います。先に産まれたとはいえこの大きさと生存率の違い。
やはり屋外水槽は稚魚には過酷な環境であることがわかりました。
- 早めにメダカのサイズごとに分けて共食いを防ぐ
- 1.5㎝以下の稚魚は屋外水槽で冬越しは難しい
- 秋生まれの稚魚は室内で冬越しさせるべき
- 冬眠開けの水温変化も油断ならない
最後に
最終的にうちで産まれた赤ちゃんメダカは1年後、室内水槽と屋外水槽の子合わせて3匹しか生き残っていません。1.5㎝くらいの大きさになっても病気で★になっていく子がちらほら出ました。
メダカを卵から大人になるまで育てるのって、素人には思っていたよりも難しいものなんですね。ブリーダーさんには頭が下がります。
コメント