先日、おそうじ本舗さんに依頼してリビングのエアコンクリーニングをしてもらったわけですが、クリーニングをしてもらっている間中、作業をずっと観察させてもらいました。
そんな簡単にエアコンのカバーって開くのね・・・。意外と簡単そうだし私にもできるかも!?
と思い立ちまして、さっそくAmazonで必要そうなものを注文し、エアコンの掃除を自力でしてみました。
自力でエアコンクリーニングに必要なもの
- 洗浄剤「くうきれいフィン用」「くうきれいファン用」
養生シート(洗浄剤に付属)
- 養生テープ
加圧式のスプレーボトル
洗い用スポンジ
エアコンファン用
ブラシ
バケツ雑巾
代用品があるので、画像とはちがうものも一部含まれています。
自力でエアコンクリーニングの方法と反省点
エアコンの周りのものを片付けて作業スペースを確保
業者に依頼したエアコンは、リビングにあり家の中で一番使用頻度の高いものでした。
その分カビも目に見えるレベルでフサフサしておりまして、素人ではどうにもならないレベルだったのでプロに依頼した次第です。
リビングのエアコンなので下のスペースも何とか片づけることができたのですが、これから掃除するエアコンは寝室にあるので、他人に入ってほしくないし、狭いのでどうやっても業者が必要な作業スペースを確保できそうにありませんでした。
住宅事情によってはうちのように自力でエアコンクリーニングをやらざるを得ない状況にある場合も少なくないはず。
業者の方は「そんなの仕事ですから大丈夫ですよ!気にしませんよ!」と言って下さるかもしれませんが、こんな汚い部屋には誰も来てほしくありません。
養生シートを養生テープで留めていく
意外と甘く見てはいけないのが養生シートを張る作業です。
Amazonの口コミでは作業中に落ちてしまって大惨事という人もいたので、念入りに養生テープで留めていきました。
バケツを配置して、汚れた水を溜められるようにセット
業者の養生シートをイメージして、家にあったホースをシートと繋いでみました。水は少しずつですが流れます。
自分としてはうまくできた装置だと思っていたのですが、作業しているうちに早く流れてほしくて、シートをギュッと圧迫してしまい、テープとホースが外れて大変な目に遭いました。
ホースでつなげなくても、ある程度水が溜まったらバケツに流すという方法でもよかったかもしれません。床は濡れるかもしれませんが。
専用のシートやホースもありますので、私のように失敗したくない方はご検討ください。
エアコンのカバーやパーツを外す
エアコンのカバーは結構簡単に外れます。
うちのはネジ4~5本で留まっているだけだったので、ネジの場所を覚えていられましたが、心配な方はスマホで撮っておくと安心です。
その他の吹出口周りのパーツを外していくのはなるべく慎重にした方が良さそうです。
メーカーによっては外れないものもありますし、私はちょっと無理矢理引っ張って、羽根のパーツを壊してしまいました。
ムース(STEP1)をまんべんなく噴射
ここで、購入したを各部の洗浄剤ムース(STEP1)を噴射していきます。
画像でもわかるように、私は真ん中のセンサーパーツ(赤丸のところ)を外し忘れてしまいました。噴射前に外すことをお忘れなく!
ギリギリ壊れてなかったですが、気づいたときは焦りました。
そういえば業者の方は外して、エアコンの横の洗浄剤をかけない部分に養生テープで貼り付けていました。
フィン用のムース(STEP1)は結構な量があります。隙間にしっかりと入るようにゆっくり噴射していって大丈夫です。
ファン用のムース(STEP1)はファンをクルクル回しながら掛けていくのですが、結構泡が垂れます。
洗剤っぽい薬剤臭がキツイので、マスクをして窓を開けて作業した方がいいです。飛び散りもあるので、エアコンの周囲はしっかりと片付けておくか、バスタオルなどを掛けておいた方がいいです。
そのまま1時間程度放置→その間にパーツを洗う
説明書には「20分ほど放置して洗い流してください」とありましたが、口コミで1時間くらいおいても大丈夫とあったので、パーツを洗ったりコーヒーを飲んで休憩したりしていました。後述しますが、時間は守った方がよかったです。
意外と汚れているエアコンカバーの内側です。これは外さないと絶対に掃除できないところなので、ここぞとばかりにゴシゴシ洗いました。
このエアコンカバーの内側は、研磨されていないのかプラスチックが結構するどいです。ゴム手袋や軍手をして作業しないと手を切る可能性があります。切ると結構痛いです。
リンス(STEP2)で洗い流す
このリンス(STEP2)では、ムースの泡を消すように全体をスプレーしていきます。水っぽい洗浄剤が噴射されます。1時間放置したおかげで泡はあまりなかったのですが、ファンにあたって飛び散りが激しかったです。
口コミでは圧倒的に量が足りないとのことなので、ここで加圧式スプレーの出番です。
ファン用の洗浄剤2は振らないで下さいと説明書に書いてありましたが、私は振って使いました。フィン用のには書いてなかったので。
加圧式スプレーで洗い流す
加圧に耐えられるように、予め丈夫な炭酸飲料水の1.5ℓのペットボトルを用意した方がよかったかもしれませんが、私は普通の水用ペットボトルを使いました。
洗い流しには1.5ℓのペットボトル一杯分しか使いませんでした。洗浄剤2で流してあるし、十分にだろうと思ったのです。加圧式スプレーの威力も思ったよりありましたので。
数日後に確認すると、フィンの中にムースの白いあとが残ってしまっていたので放置時間は守って、念入りに洗い流すことをおすすめします。
ファンを掃除
フィンの中はさておき、ファンの中は洗い流しただけでは絶対に汚れが取れていない(目で見える)ので、ここからは手作業で落としていきます。
私はカインズで買ったボトルの隙間洗い用のスポンジを使いました。
吹出口から手を突っ込み、ファンの羽根1枚1枚をゴシゴシしていきました。
片手でファンをクルクル回しながら、一周35~6枚×8羽根を擦るのはかなり辛いです。業者の使う洗剤の洗浄力と高圧洗浄機の威力を羨ましく思いました。取り出して洗えたらいいのに!!と何度も挫折しかけました。
➉加圧式スプレーで洗い流す
少しかけにくかったですが、加圧式スプレーを吹出口から突っ込んでスプレーしました。ノズルが長くてよかったですが、汚れた水が自分に飛び散ります。
ゴーグルもあった方がよかったかな。
仕上げに、拭き上げるイメージでファンの奥(壁側)におそうじ棒を突っ込んでゴシゴシ。ついでにファンも。
ここでもまだ薄っすらと汚れが取れました。
エアコン内部を暖房で乾燥させる
終わりが見えてきました。水気を飛ばすため、このまま暖房を付けます。(15~20分程)
エアコンを付けて少しすると吹出口から水が出て来るので、バスタオルなどを持って吹出口下で待機します。臭いがなくなったのを確認します。
エアコンは一旦停止します。
パーツを元に戻す
養生シートを取り、エアコンのパーツを各部戻していきます。
エアコンの起動確認
エアコンを起動します。正常に始動し、異常がないことを確認したら停止します。
おわりに
失敗もたくさんありながら、たいだい3~4時間程度かかりました。
業者に依頼しない分コストはかなり抑えられますが、貴重な休日をエアコン掃除に費やすことになりますし、数日間は首や肩の違和感(筋肉痛?)に悩まされました。
これを家庭にあるエアコンの数だけ作業するのはかなりの労働な気がします。
業者にお願いした方が壊れる可能性も低く、安心(新しいものなら壊れるた時の保障もされる)し、ラクなので、どちらを選ぶかはその時の懐事情によるかもしれません。
よかったことは、しっかりエアコンのクリーニングをしたことにより、エアコンをつけた時のカビっぽいホコリっぽい嫌な臭いはなくなりました。
そして見えないカビだらけの空気を吸っている可能性がなくなったので、安心してエアコンを使うことができるようになりました。
その後は、洗剤っぽい匂いが部屋に充満することがありましたが、数日後には気にならなくなりました。
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