女王の花

マンガ

大河ドラマのような壮絶なラブストーリーとして、話題の作品がやっと完結したのでまとめて読んでみました。

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あらすじ

時代背景は中国で王朝時代くらい。亜の国の正妃でありながら王に忘れられ、側室の土妃にいじめられ、病気になっても誰も助けてくれないという、力ない王妃の元に生まれた亜姫(あき)は、王女なのにその日の食べ物にも困るほどだった。調理場から食べ物を盗んで、部屋へ戻る途中、金色の髪に蒼い目をした奴隷の少年薄星(はくせい)と出会う。

薄星は、側室の土妃が生んだ王子に献上された奴隷だったのだが、亜姫に助けられたことにより、亜姫を主と決めた。その日より、訳ありの商人青徹(せいてつ)の元で亜姫と薄星は各々に必要な教育を受けつつ、姉弟のように育った。

「千年の花」それは世界のどこかにある、千年に一度咲くという花により願いが叶うというおまじないだった。それは次第に二人にとっての願いを叶えるため自分を奮い立たせる合言葉のようになり・・・。

王女が国の女王となるために、様々な人と出会い助けられ、成長していくサクセスストーリー。そして身分違いの奴隷とのラブストーリーである。

感想

15巻で完結なのですが、それにしては中身が濃くて面白かったです。亜姫は薄星という最大かつ最強の信頼を寄せる家来がいるのですが、それ以外には何も恵まれない王女なのです。どこへいっても嫌われ、疎まれる存在の亜姫が可愛そうなのですが、本人はそんなこと気にも留めず、むしろ超越していきます。母の仇を取るべく亜の国の女王になろうと奮闘する姿が、前向きで素晴らしく、強い女性のお手本のようです。

青徹が与えてくれた教養で、様々な苦難を乗り越えていくのですが、そんな亜姫が年相応の女の子としての顔や涙を見せるのは薄星にだけ。薄星は身分違いの恋とは知りながらも、亜姫を守り、亜姫の剣としての役目を全うします。

最後の方で、亜姫に突き放されたやさぐれ薄星が娼婦と初めて致してしまうのですが、少女マンガにはあるまじきこと!!普通なら非難轟々な出来事なのに、なぜか読んでいる私も許せてしまいました。体の関係なんてこの二人の間にはなんと無意味。そのくらい、亜姫と薄星の関係は凡人には理解しがたい信頼関係が結ばれているのです。

めちゃくちゃピュアなラブストーリーじゃないですかー!!

最終的には、亜姫は女王になれるのですが、私的にちょっとなぁんか納得いかないラストです。亜姫は約束通り薄星と旅に出るようなのですが、何十年の女王をしたはずなのに、急に若くなっちゃってタイムトラベルでもしたの?薄星生き返った?えっ!?急に異世界に旅立ったの!?的なファンタジーになってしまいました。

ここまで魔法みたいなファンタジー展開はなかったんだから、そこは現実的にして欲しかったな~というのが本音です。

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