今日は花とゆめコミックスの「それでも世界は美しい」を読んでの感想を書きます。
あらすじ
幼くして世界を治めた王様はリビ。(若くも12歳くらい?)賢いが冷めている少年です。
一方、雨を降らせる能力が使える王族のニケ(16歳くらい?)は、国の自治を認めてもらう代わりに、リビのお嫁さんになりに来ました。ニケは四姉妹の末っ子で、じゃんけんで負けて仕方なく嫁になりに来たのです。
最初はニケのアメフラシの能力で雨を見たら、ニケを国に返すつもりだったリビですが、ニケはアメフラシは神聖な儀式で手品ではないと断ります。アメフラシのために国の美しいものを見たり、大地と共鳴しなければアメフラシは難しいようです。
そんなこんなでリビがピンチになり、ニケがアメフラシで助けて、お互いに心が通い合うようになり・・・。
といったストーリーで少女マンガの定番といえば定番ですかね。
感想
絵はキレイな方だと思います。各登場人物もキャラがあり、見た目の区別も付きやすい方かと。心底嫌なキャラはいませんし、戦いシーンもあまりありません。
ただ、本当に申し訳ないくらい個人的な意見かつ発見なのですが、年下の幼い男の子にこんなにも萌えないとは思いませんでした。
賢いが生意気で冷たく、プライドの高いリビがニケにだけ見せる柔らかい雰囲気や表情も悪くないのですが、やっぱり身体が小さいせいか、どことなく精神的に幼く頼りないと感じてしまうのです。その辺をニケの明るさや前向きさでカバーしつつ、アメフラシの能力で支えつつっていう感じのストーリーなのですが。
なんだろうな~。リビの女装もイヤイヤいう割にはよく出て来て、男の色気がないんだと思います。
可愛いS少年が好きな人は、ハマるかもしれません。
主人公のニケは本当に前向きでいい女の子です。活発でガサツっぽいけど、凛々しく周りからも愛されるキャラです。ニケのことを好きになる男性はいますが、ニケは浮気心もありませんし、リビを愛しているのが伝わってきます。
今は15巻まで読んだところです。リビの頑張りにより、ニケの毒も解毒されてよかった。
今後の二人はリビが肉体的にも精神的にも成長しつつ、ニケと愛を育んでいくかんじでしょうか。ニケのアメフラシの能力が王族の中でも特別なものみたいなので、その辺りの伏線の回収も行われることを期待しています。
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