半年くらい前から、うちの玄関ドアは開きにくい状態になっていました。築10年の建物です。
どんな風に開きにくいかというと、外に出ようとドアを開こうとすると、向こう側から押されているような…。グッと押したら開くのですが、ドアが開くまでに一度必ずガンっと引っ掛かります。ドアが重いようなかんじでした。
今までは、何とか開けられるのでちょっと不便だとは思っていましたが、さほど気にしてはいませんでした。しかし、先月くらいから外から家に入るときにも開きが悪くなってきました。
原因は
決定打は子どもが一人で玄関ドアを開けられなくなってしまったことです。さすがの私も家のドアマンはやっていられませんので、管理会社に電話しました。すると当日すぐに修理担当の方が来てくれました。
修理の方は、ドアの故障の原因を即座に理解したようで、すぐに対処してくれました。
原因は、ドアのクラッチの汚れでした。
ドアのクラッチとは、開閉のときに出し入れされる三角の部分です。
修理前は、確か全体的に黒ずんでいたのが、シルバー色が見えるようになっていました。修理の方いわく、今後はたまにでいいので乾拭きして下さいとのこと。
そういえば、ドアの表面は掃除しても、クラッチの部分は触ったことがなかった私。ちゃんと掃除もできないダメ主婦ですm(__)m
うちは土地柄ですが風が強いので、風と一緒に砂ぼこりがよく舞います。ドアの隙間から吹き付ける風と一緒に塵やほこりも溜まっていったのでしょう。
自分で原因を探ろうともしないで、ドアの故障だと思い込んで、なんて恥ずかしい!!今後は修理の電話をする前に、一度自分で原因を探ってみよう!掃除もしてみよう!と猛省中です。
他にも故障の原因となるもの
カギが原因
カギは純正のものを使っていますか?失くしたときのためにと、スペアキーを鍵屋さんで作り、そちらをメインに使っている人も少なくないはず。
スペアキーは純正の鍵に比べて精度や強度が劣っている事もあり、経年劣化が早いのも特徴です。今朝まで問題なく使えていたのに!?とならないように定期的に交換することをお忘れなく。
また、純正の鍵を使っていても本体の歪みや汚れで使えなくなることもあります。
鍵穴に原因
鍵穴自体の潤滑剤切れや汚れ、内部の経年劣化が考えられます。毎日使っていると気づきにくいものですが、最初に比べて引っ掛かるようになったり、回りにくくなったと思ったら要注意です。
一方で、調子が悪いのに無理矢理カギを回そうとしたり、自己判断で鍵穴用以外の油や潤滑剤を使うのは故障の原因になりかねません。
また、ゴミを出そうとつま楊枝や針金で鍵穴をいじって、鍵穴にとどめを刺してしまい、全交換(1~2万円)になったりすることも。
ごまかしながら何とか日々をやり過ごしていると、ある日動かなくなって、大変な思いをすることになりかねませんので、不調を感じたら早めに管理会社や業者に電話しましょう。
ドアノブに原因がある場合
ラッチボルトという部分の劣化によるものが多いですが、内部の錆びや摩耗、損傷等、素人ではわかりにくいのです。ドアノブは消耗品であることを忘れずに、10~15年を目安に交換をおすすめします。
ドアの建て付けが原因
蝶番やバネのゆるみが原因になっている場合や地震や家自体の劣化によるものがあります。ドア自体を交換することにもなりかねません。
気圧の問題
最近では、気密性に優れた家が増えた為、室内の気圧と屋外の気圧の差が激しいことで玄関ドアが開きにくくなるという現象が起こることがあるそうです。
部屋の気圧を下げるための換気や換気口の掃除で済むのが一番ですが、最悪の場合は住宅の設計ミスということで大がかりな工事が必要になったりします。
自分でできること
家の顔である玄関は、常に心地よいものであってほしいですよね。
帰宅時にまさかの家に入れないなんてことにならないように、定期的なメンテナンスを忘れないようにしましょう。
方法としては、カギやクラッチ等の部品は古歯ブラシや乾拭きをすること、エアスプレーで掃除するし、鍵穴専用の潤滑剤を使用すると良いそうです。
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