男の一生

マンガ

話題になった作品「男の一生」です。意外にも4巻完結という短いものなんですね。映画になったくらいなので、もっと長いものだと思っていたのですが、あっさりして読みやすかったです。漫画が原作らしいです。男の文字が本当は「女男」なのですが、変換できなくて、残念。

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あらすじ

美人で仕事のできるつぐみは30代独身。大手企業のよつば電機に勤めている。大きな事業を終え、希望して在宅勤務になった。人間関係にも疲れ、ふと以前鍵をもらった田舎の祖母の家を思い出し、田舎でゆっくりしたいと居候させてもらいに来たのだ。しかしそこに祖母はおらず、病院に入院していた。そのまま帰らぬ人となった祖母の葬儀を終え、しばらくそのまま祖母の家に暮らすことになったつぐみだが、そこへやってきた一人の男。海江田は強引に祖母の家の離れに居候し始めた。聞くと50代の大学教授で大学生の頃祖母と出会い、片思いしていたという。その後、手紙で鍵が送られてきたというのだ。

亡き祖母の家で、元祖母の愛人との奇妙な共同生活に戸惑うつぐみだったが、徐々にお互いの距離は縮まり、魅かれていくが・・・。

感想

おじさん好きに定評があるのか、映画化もされた作品です。確かに、大人の余裕と色気と哀愁がたまりませんなぁ!もうね、大人の恋ですよ。無駄に仲を引き裂こうとするような人物はいません。ストーリー展開的にはのんびりとしたかんじで、自分の気持ちやお互いの気持ちを推し量りながらの艶っぽい内容です。

一回読んだら満足するかんじではなく、何度も読み返しちゃう。特に最終巻はたまりませんねぇ。最後まで、祖母と海江田さんの具体的な恋愛の話は出て来ません。そこは少し残念な気もしますが、そのおかげで影のあるミステリアスな男性を描けているのかもしれません。

つぐみは海江田さんのように一途な人に想われると戸惑ってしまう、不幸な恋が好き女なんですよね。どこかで女友達が言っていたように、不幸な恋をすることで、その他の完璧な自分とのバランスをとっている。セコい、嫌な女なのだと。なんだかその言い分もわからなくもないです。本当にダメンズが好きで、恋に夢中になって自分を見失ってしまう女とはちょっと違うんですよね。

つぐみは感情移入出来ない嫌なヒロインってわけではないです。ちょっとじれったいところもあるけど、仕事はちゃんとしてるところとか、自分をしっかり持っていてカッコいい女性です。海江田さんはそんなつぐみを適度な強引さでひっぱりつつ、深い愛で包み込んでくれます。ただ年下の女を甘やかすのではないのが素敵。男の京都弁も悪くないですね。

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