春になって暖かくなると、外に出かける機会が増えますよね。子供たちも外で遊ぶ機会が増え、自転車で活動することが多くなります。
それと同時に子供の自転車での事故も増えてくるのが悲しいところです。今回は私が子供(低学年)と一緒に自転車を運転していて、ヒヤリとした場面をまとめてみました。
どっちを通ったらいいの?

進行方向に駐車場から道路に出てくる車がいるとき、前方を通ろうとしたり、後方を通ろうとしたりと、その時々の気分で決めていたらしいです。
判断が未熟なのに、運転者とアイコンタクトなども行っていない様子です。フラフラしながら車の前をすり抜けて行き、こっちはヒヤヒヤしました。
基本は車が出るまで待っていること、運転者がどうぞってしてくれたら行ったらいいと教えました。
どの信号機?

歩行者用の信号機しか見ていないので、歩行者用の信号機がついていない横断歩道では、どの信号機を見れば良いのかわからないようです。
左右の確認もせずスイーっとに普通に渡ろうとしていたので、慌てて声を掛けました。
左折してくる車もいるので、信号がない横断歩道では一度止まって、左右の確認をしないと危ないことを教えました。
内輪差を知らない

交通安全講習を受ける前だったからでしょうか。
トラックの内輪差で巻き込まれることを知らずに、交差点のギリッギリ(前輪は道路にちょっと出ていたかも)で信号待ちをしたりしていました。
交差点での信号待ちの時は、一歩下がって待つことを徹底させたいですね。
出会いがしらのヒヤリ

いつも通るわき道だから車がいないとでも思っていたのでしょうか。
角を曲がるならせめて建物に沿って曲がれば良いものを、何故かスピードも緩めずに大回り。
危うく車に突っ込んでいくところでした。
曲がる時は、事前にスピードを十分落としてを体に叩き込んでもらいます。
スイスイ~っとな


これも結構びっくりしたんですけど、大人だったら無理だろうと諦める隙間にも、躊躇することなく入っていきました。大人と子供では体の大きさが違うので、本人的にはイケると思ったようです。
もちろん車とはスレッスレ。ミラーに当たるかと思いました。
また、歩行者との間もスピードを全く緩めずにスイスイと入っていっちゃうんです。
子供や犬は急に動くことがあること、高齢者はびっくりして倒れる危険があることを教えておかなくてはと思いました。
また、自分の通りたい道に歩行者がいたら、ゆっくり走るか自転車から一旦降りて、自転車を押して通ることも一緒に教えました。
ビューンと下り坂

スリルを楽しみたいのか、下り坂でもスピードを緩めません。蛇行運転もなんのそのでビュンビュンとスピードにのって下りていきます。
もしハンドル操作を誤れば、標識やガードレールに衝突したり、歩行者と当たって大きな事故になる可能性があることを十分に教えなくてはと思いました。
近所に下り坂がある場合は、いつもの道ということで危機意識が薄れやすいので、特に注意したいですね。
男の子なんかは、平坦な道でも立ちこぎをしてスピードを上げていく姿をよく見かけますが、あれもかなり危ないので、注意しておかなくてはと思います。
巻き込みの危険

学校からのお知らせによると傘や水筒、なわとびなどをハンドルに掛けていて、タイヤに絡まっての転倒する事故も起きています。
あの、タイヤにものが引っ掛かってハンドルが動かなくなる怖さは、経験してみないとわからないものかもしれません。
とにかく危険なので手提げバックでも、ハンドルには引っ掛けないようにうるさく言っています。
また、うちの子はゴミのネットの上や砂利道も、普通に走れると思っていたようです。むしろ踏んでいきたいみたいな。タイヤのパンクを防ぐためにも障害物は避けて通るように言い聞かせました。
ハンドルには何も引っ掛けない、障害物はなるべく避けて通ることを約束させました。
約束ごと
- ヘルメットは必ず着ける
- 傘や水筒や縄跳びをハンドルに引っ掛けない
- 信号を守る
- 左側通行
- 曲がり角ではスピードを落とす
- 信号待ちのときは必ずブレーキに手をかけ、道路から一歩下がって待機
- 二人乗りしない
- 立ち乗りしてスピードを出さない
- スマホや音楽を聴きながらといった「ながら運転」や「片手運転」をしない
- 夕方でも必ずライトを付ける
- ヒールのある靴や裾の長いスカートで乗らない
- 事故をした場合は逃げない・隠さない・必ず報告
- キッズ携帯を持って行くこと
小学校中学年になると学校での安全講習も受けたし、行動範囲は近所だけで、車の多い大きな通りには行かないし、うちの子に限って大丈夫だと思ってる方も多いかもしれません。
親は車での移動が主だったりすると、意外と自分の子供がどんな自転車運転をしているのか知らなかったりします。病院から事故の電話が来るのも、子供が怪我をするのも出来れば避けたいですよね。
また、小学生になると被害者だけでなく、加害者になることも十分にあり得ます。
裁判や多額の賠償金を支払うことになる前に、今一度お子さんと交通ルールの確認をすることをおすすめします。
コメント