仲良し夫婦の奇跡「僕の腎臓を移植して下さい!」

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昨日は「世界まる見え!テレビ特捜部」で女性同士のカップルが腎臓を移植したという話をやっていて、ふと思い出した話があります。テレビでは、カップルの型が奇跡的に(倍率こそ公開されていませんでしたが)適合したといっていましたが、日本でも少なからずある話で、調べてみると現在は医療技術の進歩により、血液型が違っても移植できるレベルになっているのだとか。

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とある仲良し夫婦の話

50代くらいでしょうか。 その夫婦は、とても仲良しで院内でも有名でした。再婚という話を風の噂で聞いていましたが、いつもニコニコと笑顔が可愛らしい奥さんと、その奥さんにやさしく寄り添うご主人は本当に幸せそうに見えました。

その奥さんは体があまり丈夫ではないこともあり、通院していたのですが、ある時の検査で腎臓の病気が見つかりました。腎臓はかなり良くない状態で、奥さんには移植が必要でした。

「僕の腎臓を移植して下さい。」

医師の説明を聞いて、ご主人は迷うことなくそう言ったそうです。

夫婦は他人だから型が合う確率は低いです。移植後の拒否反応も出るかもしれません。摘出は手術なので、術後はご主人自身の健康や生活にも影響が出ることは確実です。その他にも年齢などの様々なリスクを抱えながら、ご主人は移植を決意したのです。

それから、ご主人は移植までの数か月間「妻のためにキレイな腎臓を渡さなければ!」と生活習慣を正し、お酒を控えて食生活も改め、運動を行ったそうです。医師のアドバイスをしっかり守る優等生だったとか。

真面目なご主人の努力の甲斐あって、奥さんには無事に健康な腎臓が移植されました。幸い、その後の拒否反応もなく、奥さんは今も仲良くご主人と暮らしています。

このご主人の愛を目の当たりにして、院内の既婚妻はみんなが「あなた、私が病気になったら腎臓くれる?」と聞いたという。適合の確率は置いておいて、若い時ならまだしも、年を重ねてからの手術は覚悟がいるものです。それを迷うことなく、あげるといえるこの夫婦愛。こんな風に愛されたいと羨ましく思う女性は少なくないはず。

ちなみに、日本では親族間の移植は認められています。一昔前は子供や親、兄弟から臓器移植することが多かったのですが、先述の通り医学の進歩により夫婦間での臓器移植も可能になってきています。生活習慣の近い夫婦間での移植は、その後の生活においても悪い影響が出にくいので(一概にメリットばかりとは言えませんが)選択肢が増える分、良い傾向なのではないでしょうか。

テレビではビートたけしさんが「腎臓が合うから気が合ったんだろう。」つまり、何かしら見えない不思議な力で、腎臓が合う程の運命的な相手を自然に見抜いたのだろう、ということを言っていました。この世には、なかなかファンタジーなこともあるものですね。

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